「iOS」と「OS X」を標的とした「前例のないマルウェア」を発見(Palo Alto Networks) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

「iOS」と「OS X」を標的とした「前例のないマルウェア」を発見(Palo Alto Networks)

 米国Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス)は現地時間5日、Appleの「iOS」と「OS X」を標的とした、新しいマルウェア「WireLurker」(ワイヤーラーカー)を発見したことを発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Palo Alto Networksによる発表
Palo Alto Networksによる発表 全 2 枚 拡大写真
 米国Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス)は現地時間5日、Appleの「iOS」と「OS X」を標的とした、新しいマルウェア「WireLurker」(ワイヤーラーカー)を発見したことを発表した。

 「WireLurker」とは、“周到に準備する悪人”の意味。このマルウェアは、Appleプラットフォームを標的としたこれまでのマルウェアにない特徴を持っており、同社では「前例のないマルウェア」「マルウェアの歴史を変える」と指摘している。

 「WireLurker」は、ルートアカウント奪取いわゆるジェイルブレイクしていないiOSデバイスでも、企業内アプリ配信機能により、サードパーティ製のアプリケーションをインストール可能にするという。攻撃はOS XのUSB経由で行われ、悪意あるiOSアプリケーションを自動生成することも行う。

 Palo Alto Networksでは、OS XにおいてWireLurkerを検知する「WireLurkerDetector」をGitHubで公開中。

iOSとOS Xを狙う新種のマルウェア「WireLurker」……パロアルト「前例ない」

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

    セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

  3. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  4. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

  5. 東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

    東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

ランキングをもっと見る
PageTop