SPNに脅威の侵入元を特定するRetro Scanを搭載、第1弾としてDDIと連携(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

SPNに脅威の侵入元を特定するRetro Scanを搭載、第1弾としてDDIと連携(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは11月27日、クラウド型セキュリティ技術基盤「SPN」に、企業が標的型サイバー攻撃を受けた際に過去に遡って脅威侵入元を突き止める新機能「Retro Scan」を新たに提供開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
Retro Scanによる、C&Cサーバへのアクセス情報確認画面例
Retro Scanによる、C&Cサーバへのアクセス情報確認画面例 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は11月27日、クラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」に、企業が標的型サイバー攻撃を受けた際に過去にさかのぼって脅威侵入元を突き止める新機能「Trend Micro Retro Scan(Retro Scan)」を新たに提供開始すると発表した。第1弾として、同日より提供開始する、組織内のネットワークを監視し脅威を検知するサイバー攻撃対策製品「Deep Discovery Inspector(DDI)」の最新バージョン(ver. 3.7)において、SPNのRetro Scan機能が連携する。

新機能となるRetro Scanは、SPNの機能拡張により実現したもので、サイバー攻撃の侵入経路を過去にさかのぼって追跡し、脅威の侵入元を特定する。具体的には、ユーザ企業からSPN上の脅威情報が参照されたログを継続的に保管し、企業におけるC&Cサーバへの接続履歴を連携する製品上で可視化することで、脅威の侵入元の特定を実現する。ユーザは本機能を活用することで、真に対処すべきサイバー攻撃の感染元を突き止め、有効な対策を講じられる。また、定期的に本機能を活用することで、脅威の早期発見・リスクコントロールにつながり、感染拡大を防ぐことにも有効としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  6. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  10. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

ランキングをもっと見る