「Adobe Flash Player」に2つの脆弱性、ひとつはパッチを公開(アドビ) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

「Adobe Flash Player」に2つの脆弱性、ひとつはパッチを公開(アドビ)

アドビは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアドバイザリ(APSA15-01)およびセキュリティアップデート(APSB15-02)を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
アドビによるセキュリティ情報
アドビによるセキュリティ情報 全 1 枚 拡大写真
米Adobe Systems(アドビ)は1月22日(米国時間)、「Adobe Flash Player」のセキュリティアドバイザリ(APSA15-01)およびセキュリティアップデート(APSB15-02)を発表した。

アップデートで対応する脆弱性は「CVE-2015-0310」で、メモリアドレスのランダム化が原因でメモリの内容を読み出される可能性があるというもの。すでに実環境でこの脆弱性を悪用する攻撃が確認されている。本脆弱性の影響を受ける製品は、Windows版およびMacintosh版の「Adobe Flash Player 16.0.0.257およびそれ以前」「13.0.0.260およびそれ以前の13.x」、Linux版の「Adobe Flash Player 11.2.202.429およびそれ以前」。本脆弱性は3段階の中間となる「2」としてアナウンスしている。

また、アドバイザリは「CVE-2015-0311」の脆弱性に関するもので、悪用されるとシステムがクラッシュし乗っ取られる可能性がある。すでに実環境で、Windows 8上のInternet ExplorerおよびFirefoxを狙うドライブバウダウンロード攻撃が確認されている。本脆弱性の影響を受ける製品は、Windows版およびMacintosh版の「Adobe Flash Player 16.0.0.287およびそれ以前」「13.0.0.262およびそれ以前の13.x」、Linux版の「Adobe Flash Player 11.2.202.438およびそれ以前」。パッチは1月26日の週に公開される予定としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop