Windows OS上でシステム停止や任意のコードを実行される脆弱性を検証(NTTデータ先端技術) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Windows OS上でシステム停止や任意のコードを実行される脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)

NTTデータ先端技術は、HTTP.sys の脆弱性により、リモートでコードが実行される脆弱性に関する検証レポートを公開した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
検証イメージ
検証イメージ 全 2 枚 拡大写真
NTTデータ先端技術株式会社は4月17日、HTTP.sys の脆弱性により、リモートでコードが実行される脆弱性に関する検証レポートを公開した。本脆弱性(MS15-034:CVE-2015-1635)は、WindowsのMicrosoft HTTPプロトコルスタックをつかさどるドライバ「HTTP.sys」においてHTTPリクエストを解析する処理の不備に起因するもの。この脆弱性を悪用して、攻撃者はHTTPを提供するMicrosoft IIS等のHTTP.sysを使ってサービスを提供するWindows 7以降のWindows OS上でシステム停止や任意のコードを実行する可能性がある。

同社では、本脆弱性の再現性について検証を行った。検証は、Windows Server 2012 R2 上のIIS8.5をターゲットシステムとして実施した。ターゲットシステムでMicrosoft IISが稼動しているポートに対して、細工したHTTPリクエストを送信し、ターゲットシステムを停止させるもので、攻撃コードを改変することにより、リモートからターゲットシステム上で任意のコードを実行できる可能性がある。検証の結果、ターゲットシステムの停止に成功した画面が表示された。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop