金銭を狙うランサムウェアがPC、スマホともに増加--下半期レポート(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2024.03.30(土)

金銭を狙うランサムウェアがPC、スマホともに増加--下半期レポート(エフセキュア)

エフセキュアは、新たな調査レポート「THREAT REPORT H2 2014」(脅威レポート2014年下半期)を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
調査レポート「THREAT REPORT H2 2014」
調査レポート「THREAT REPORT H2 2014」 全 3 枚 拡大写真
エフセキュア株式会社は4月30日、新たな調査レポート「THREAT REPORT H2 2014」(脅威レポート2014年下半期)を発表した。レポートによると、ユーザの金銭を奪う攻撃を仕掛けるランサムウェアとその他の脅威が引き続き拡大している。ランサムウェア「SmsSendファミリー」には合計574個の既知の亜種があり、このうち259種が2014年の下半期に確認された。SmsSendは、プレミアム料金の番号にSMSメッセージを送信するトロイの木馬にAndroidデバイスを感染させることで、犯罪者に利益をもたらすもの。

ランサムウェアはPC上での検出件数も増加しており、今回のレポートで確認された上位10個の脅威には「Browlockランサムウェアファミリー」が加わったほか、「Conficker/Downadupワーム」「Salityウイルス」、さまざまな種類の「Ramnitウイルス」などが目立っている。これら3つのファミリーは、上位10個の脅威の全検出数のうち、合計で55%を占めた。また、Facebookアカウントを狙って意図しないコンテンツを投稿したり、情報を盗んだりする「Kilimファミリー」と呼ばれる悪意のあるブラウザ拡張も目立った。ただし、検出数の増加にはFacebookからの協力によるところも大きいとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  4. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  5. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  6. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  7. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  8. 早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

    早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

  9. Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

    Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

  10. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る