パブリッククラウド利用は36%、このうちセキュリティ被害は17%が経験(クラウド総研) | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

パブリッククラウド利用は36%、このうちセキュリティ被害は17%が経験(クラウド総研)

クラウド総研は、「国内クラウド市場セキュリティに関する意識調査」の調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
クラウド上のセキュリティ対策と被害について
クラウド上のセキュリティ対策と被害について 全 2 枚 拡大写真
アイレット株式会社が運営する「cloudpack」が立ち上げた調査機関「クラウド総研」は5月18日、その第1弾となる「国内クラウド市場セキュリティに関する意識調査」の調査結果を発表した。クラウド総研では、国内クラウド市場における企業ユーザ動向を定期的に調査・発信していくとしている。本調査は3月から4月、自社のICT投資額を把握し、ICTに関して決済権を持つ役職である全国1000名の20代から60代の男女に対して実施したインターネット調査。「企業のパブリック・クラウドセキュリティに関する実態・意識」について聞いている。

調査結果によると、「自社はパブリック・クラウドサービスを利用している」と回答した人は36.5%で、このうちクラウド上でセキュリティ被害を受けた経験のある人は17.3%であった。被害内容は、「標的型攻撃」「アカウント情報の流出」がそれぞれ60.3%と全体の過半数を超えた。セキュリティ対策については「とても十分(10.1%)」「まあ十分(60.3%)」と、70.4%が満足しているという結果となった。全体に対して「クラウド導入に対して不安に思う点」を尋ねたところ、1位が「情報漏えい、セキュリティのリスク(67.8%)」、2位が「運用費用の増加(43.9%)」、3位が「サポート体制は十分か(35.7%)」となっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

ランキングをもっと見る