USB機器をネットワーク共有する「KCodes NetUSB」に深刻な脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、KCodesが提供する「NetUSB カーネルドライバ」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
クライアントがNetUSBサーバに接続する際に送信するデータをNetUSBカーネルドライバが適切に検証しないため、バッファオーバーフローが発生する可能性がある。この脆弱性が悪用されると、ローカルネットワーク上の攻撃者によってDoS攻撃を受けたり、任意のコードを実行される可能性がある。また、デバイスのデフォルトの設定次第では、リモートからの攻撃が可能である場合も考えられるとしている。JVNでは、開発者が提供する情報などをもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。またワークアラウンドとして、USBデバイスのネットワーク共有を無効にすることや、20005/tcp の通信をブロックすることを挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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