BIOS実装でスリープ復帰後に保護が無効になる可能性、Appleも類似の問題(JVN) | ScanNetSecurity
2026.07.15(水)

BIOS実装でスリープ復帰後に保護が無効になる可能性、Appleも類似の問題(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、複数のBIOS実装において、スリープモードからの復帰後に書き込み保護が適切に設定されない問題が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
CERT/CCによる脆弱性情報
CERT/CCによる脆弱性情報 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、複数のBIOS実装において、スリープモードからの復帰後に書き込み保護が適切に設定されない問題が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。この問題は、インテル x86 ベースのコンピュータのチップセットに搭載されている、BIOSが任意に書き換えられることを防ぐ仕組みのひとつ、BIOS_CNTLレジスタのBIOSLEビットとBIOSWEビットに存在する。

これらの初期値は、保護は無効化になっており、システムがリセットされるとBIOS_CNTLレジスタも初期化される。通常の起動時にはBIOSが再設定を行うが、スリープからの復帰時には適切に再設定されない事例が、特定のDELL製クライアントシステム確認されている(CVE-2015-2890)。またAppleのシステムにおいても類似の問題(CVE-2015-3692)が確認されている。この問題が悪用されると、当該システムに物理アクセス可能で root 権限を持つ攻撃者によって、システムのBIOSを任意のイメージに書き換えられる可能性がある。DELL製品とApple製品では問題を修正するアップデートが公開されているが、CERT/CCでは他の製品においても調査中であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 村田製作所 IT環境への不正アクセス、自動車保険の顧客情報一部が外部に漏えい

    村田製作所 IT環境への不正アクセス、自動車保険の顧客情報一部が外部に漏えい

  2. 日本交通が不正アクセスでシステムを緊急遮断、タクシー配車やハイヤー予約等に一部影響

    日本交通が不正アクセスでシステムを緊急遮断、タクシー配車やハイヤー予約等に一部影響

  3. 高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

    高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

  5. アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

    アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

ランキングをもっと見る
PageTop