指紋認証入退室管理システムに未対策の脆弱性、リモートから設定変更も(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Chiyu Technologyが提供する指紋認証入退室管理システムの複数のモデルに、複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「BF-660C」および「BF-630」「BF-630W」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2015-2870)および認証回避(CVE-2015-2871)の脆弱性が存在する。また、他のモデルにも脆弱性が存在する可能性がある。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって、認証なしでデバイスの設定を閲覧あるいは変更されたり、ユーザの認証情報を入手される可能性がある。なお、CERT/CCはこれらの情報について開発者の確認を得ておらず、対策方法も不明。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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