工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第15回「仮説の棄却」 | ScanNetSecurity
2026.07.06(月)

工藤伸治のセキュリティ事件簿シーズン6 誤算 第15回「仮説の棄却」

オレは、あっさりと昨日までの仮説を捨てた。自慢じゃないが、オレは細かいことにはこだわらない。プライドよりも効果的、効率的な方を選ぶ。

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岸田は怪しいし、いやなヤツだが、犯人の可能性が低くなったなら容疑者から除外しよう。
岸田は怪しいし、いやなヤツだが、犯人の可能性が低くなったなら容疑者から除外しよう。 全 1 枚 拡大写真
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七月九日 夕方 工藤伸治

「私は事態が悪化していると判断しています」

「そんなことないさ。予想してたじゃん。予想通りに事態が進んでるのはいいことだ。それともなにかひどいことでも書いてあるのか? 十億円払えとか書いてあるのか?」

「要求金額は五十万円です。Bitcoinの口座に振り込むように指示しています。振り込まないと盗んだデータをP2Pネットに放流すると言うことです。データが添付されていました。不正にダウンロードされたものと同一です。つまり弊社の顧客データです」

《一田 和樹》

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