サイバーリスク情報を外部共有している日本企業は約3割、世界の半分以下(PwC) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

サイバーリスク情報を外部共有している日本企業は約3割、世界の半分以下(PwC)

PwCは、「グローバル情報セキュリティ調査 2016(日本版)」の結果をCyber3 Conference Okinawa 2015 国際会議の開催に合わせて発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
情報共有に積極的でない日本企業
情報共有に積極的でない日本企業 全 2 枚 拡大写真
プライスウォーターハウスクーパース株式会社(PwC)は11月7日、「グローバル情報セキュリティ調査 2016(日本版)」の結果をCyber3 Conference Okinawa 2015 国際会議の開催に合わせて発表した。同調査は5月7日から6月12日、世界127カ国10,040名以上のCEO、CFO、CIO、CISO、CSO、副社長、ITおよび情報セキュリティ役員を対象に、オンライン調査により実施されたもの。日本の回答は286名。

調査結果によると、世界全体では最新のサイバーセキュリティフレームワークを採用しているが、日本企業はISO27001以外のフレームワークをほとんど活用していないことが明らかになった。また日本の企業は、サイバーリスク情報の外部共有の割合が約3割と、世界全体の半分以下であった。外部組織との情報共有を行わない理由として、約4割が「情報共有の枠組みの整備、標準化ができていない」を挙げている。PwCではこの調査結果を受け、日本企業への示唆として「自社に適したフレームワークを柔軟に活用」「外部組織との情報共有」「積極的なスレットインテリジェンスの活用」を挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop