拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック)

シマンテックは、消費者調査「ノートン サイバーセキュリティ インサイト レポート」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック)
拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック) 全 1 枚 拡大写真
株式会社シマンテックは11月25日、消費者調査「ノートン サイバーセキュリティ インサイト レポート」を公開した。この調査は、世界17カ国の18歳以上のデバイスユーザ17,125人を対象にオンライン調査により実施したもの。日本の回答者は1,009人。調査結果によると、ネット犯罪の被害がさらに拡大していることが明らかになった。調査対象となった17カ国では、過去1年間にネット犯罪の対処に平均21時間、合計約1,500億USドル(1人当たり約358USドル)が費やされたという。国別ではインド、ブラジル、UAE、メキシコ、中国での発生率が高かった。中国の被害額は547億USドルであり、全体の1/3を占めた。

日本では、ネット犯罪の被害者数は7,869,600人で、被害総額は2,258億円(1人当たり28,697円)であった。被害者数は調査対象国で最も低かったが、被害額では11位となっている。また調査結果では、世界的にパスワードの取り扱いが十分ではないことも明らかになっている。パスワードに文字、数字、記号を組み合わせた8桁以上を常に使用しているのは全体の38%(日本は17%)であり、家族や友人とパスワードを共有しているのは、銀行口座で1/4以上(日本は18%)、メールで55%(同41%)、ソーシャルメディアで43%(同29%)などであった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  4. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  5. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  6. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  7. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  8. 早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

    早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

  9. Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

    Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

  10. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る