不正アクセスにより「グリコネットショップ」からカード情報を含む顧客情報が流出(江崎グリコ) | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

不正アクセスにより「グリコネットショップ」からカード情報を含む顧客情報が流出(江崎グリコ)

 江崎グリコおよびグリコ通販センターは7日、同社の通販サイト「グリコネットショップ」から、顧客情報が流出したことを発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
3月7日時点の「グリコネットショップ」サイト。トップページにお詫び文のみが掲載されている
3月7日時点の「グリコネットショップ」サイト。トップページにお詫び文のみが掲載されている 全 2 枚 拡大写真
 江崎グリコおよびグリコ通販センターは7日、同社の通販サイト「グリコネットショップ」から、顧客情報が流出したことを発表した。

 菓子・飲料などを販売する「グリコネットショップ(shop.glico.co.jp)」において、クレジットカード情報を含む顧客の個人情報、商品の配送先の個人情報が、不正アクセスにより外部に流出した。同社が別途運営する通販サイト「グリコダイレクトショップ」「スマイルビスコ」は対象外。

 1月29日にクレジットカード会社からカード情報流出の懸念について連絡を受け、調査を開始。2月29日に外部調査機関より最終調査報告書を受領し、今回の発表を行ったとのこと。

 被害者総数は明らかにされていないが、「2012年10月12日~2016年2月3日の期間に、グリコネットショップを利用したユーザー」が対象とのことで、かなりの大規模流出が考えられる。流出した可能性があるのは、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報(番号、有効期限、カード名義)、届け先情報、家族情報とのこと。

 対象者にはすでにダイレクトメールを発送するとともに、クレジットカード明細の確認などを呼びかけている。再発行などの手数料についても、ユーザーの負担とならないよう、各カード会社に依頼済みとのこと。所轄警察および所轄官庁にも報告済みという。

グリコ、通販サイトから個人情報が大量流出

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  9. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  10. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

ランキングをもっと見る