インターネット経由の攻撃による個人データの盗用や車両システムへの不正侵入からコネクテッドカーを保護(STマイクロエレクトロニクス) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

インターネット経由の攻撃による個人データの盗用や車両システムへの不正侵入からコネクテッドカーを保護(STマイクロエレクトロニクス)

STマイクロエレクトロニクスは3月9日、コネクテッドカーの安全性を実現する新しいセキュアマイコン「ST32G512A」および「ST33G1M2A」を発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
STマイクロエレクトロニクス セキュアマイコン ST32G512A/ST33G1M2A
STマイクロエレクトロニクス セキュアマイコン ST32G512A/ST33G1M2A 全 1 枚 拡大写真
STマイクロエレクトロニクスは3月9日、コネクテッドカーの安全性を実現する新しいセキュアマイコン「ST32G512A」および「ST33G1M2A」を発表した。

コネクテッドカーは、2020年までに1.5~2.5億台に達すると予測されている。自動車のインターネットへの接続は、ソフトウェア更新、サービスパック、位置情報に基づくサービス、ソーシャルメディア、エンターテインメントコンテンツのストリーミング、緊急時サポートなど、ユーザにさまざまなサービスを提供する。しかし一方で、インターネット経由の攻撃による個人データの盗用や車両システムへの不正侵入といった脅威からコネクテッドカーを保護する必要がある。

新製品ST32G512AおよびST33G1M2Aは、STのセキュリティ技術とノウハウを活用した保護機能を提供するほか、厳格な車載用製品規格であるAEC-Q100にも準拠。コネクテッドカーにおいて、スマートフォンのSIMに似た方法で認証処理を行う。またST33G1M2Aは、Common Criteria EAL5+セキュリティ認証に適合し、物理的かつ論理的な攻撃に対する耐タンパ性が向上。車載用エンジン制御装置(ECU)およびゲートウェイに対する攻撃防止の「root of trust」となる組込みセキュア・エレメントとして使用できる。

STマイクロ、コネクテッドカーをサイバー攻撃から守るセキュアマイコンを発表

《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  6. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  7. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  10. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

ランキングをもっと見る