スマホ用テロ対策アラートアプリ「SAIP」の無料提供を開始(仏政府) | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

スマホ用テロ対策アラートアプリ「SAIP」の無料提供を開始(仏政府)

サッカー欧州選手権EURO 2016の開幕まであとわずか。厳戒態勢を敷く仏政府は8日から、Google PlayとApp Storeで、スマホ用テロ対策アラートアプリ「SAIP」の無料提供を開始した。

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 サッカー欧州選手権EURO 2016の開幕まであとわずか。厳戒態勢を敷く仏政府は8日から、Google PlayとApp Storeで、スマホ用テロ対策アラートアプリ「SAIP」の無料提供を開始した。

 昨年11月にパリを襲ったテロ事件を受け、仏政府が開発に着手していたアラートアプリは、テロが起こったら直ちに市民に警告を発し、身を守るためのアドバイスを提供する、本格的なテロ対策ツールだ。

 重大な危機に際し、いかにして市民に警告するか?仏政府は、国から直接、信頼できる情報を発信することが重要と考えた。FacebookやTwitterでアラートを共有することで、メッセージの「バイラル効果」にも期待する。 ユーザーの一人ひとりが市民の安全保障を担い、SNSやメディアなど既存のツールに、さらに追加できるチャネルとなる。また、救急車や警察へ電話通報が殺到する事態を防ぐ効果も見込まれる。

 アプリの提供の前に、テロを想定したテストがリヨンで行われた。 「SAIP」をダウンロードしたユーザーは、テロが起こったらすぐに端末にアラートを受信する。位置検出を受け入れれば、危険領域に入ったらすぐに、危険の性質と、取るべき行動に関する明確な指示を受けられる。

 目立たないアプリであることも必須条件。アラートを端末に受信する際に、隠れている人質がテロリストに見つかるリスクを防ぐため、アプリには「ビープ音」や「振動」は一切なく、通知を送信するのみ、となっている。

 さらにアプリは、ユーザーの位置や名前、電話番号、IPアドレスなど、個人情報を一切登録せず、いかなるデータも保存されない。すべては、危険な領域にあるかどうかを判断できる端末上で行われ完結する。これは革新的なプロセスであり、特許申請の対象となっている。

 テロに限らず、地震や津波などの自然災害、または原子力施設や化学プラントの事故などにも使えるが、誘拐には対応しないとのこと。「何でもアラートアプリ」となってしまっては、肝心な時に効力を発揮できない。EURO 2016で、早速アプリが役立つような事態が起こらないことがベストだが、テロの危険に満ちた現状では、心強いツールとなりそうだ。

仏政府、テロ対策にスマホアプリ活用へ! EURO 2016を前に無料提供

《Glycine@RBB TODAY》

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