アイ・オー・データ製の複数の録画HDDにデータを削除される脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

アイ・オー・データ製の複数の録画HDDにデータを削除される脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、アイ・オー・データが提供する複数のレコーディングハードディスクのWeb管理画面にCSRFの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月8日、株式会社アイ・オー・データが提供する複数のレコーディングハードディスクのWeb管理画面にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.3。影響を受けるシステムは以下の通り。

・HVL-A2.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-A3.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-A4.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT1.0S ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT2.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT3.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT4.0 ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT2.0A ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT3.0A ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン
・HVL-AT4.0A ファームウェア バージョン 2.04 より前のバージョン

これらの製品の管理画面には、CSRFの脆弱性(CVE-2016-4845)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のユーザが細工されたページにアクセスした場合、当該製品上の任意のコンテンツを削除される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop