マルウェアもインフラも一度きり、極めて高度な犯罪グループを発見(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2026.07.01(水)

マルウェアもインフラも一度きり、極めて高度な犯罪グループを発見(カスペルスキー)

カスペルスキーは、国家が支援すると考えられる極めて高度なサイバー犯罪グループ「ProjectSauron」による標的型攻撃を発見したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社カスペルスキーは8月9日、国家が支援すると考えられる極めて高度なサイバー犯罪グループ「ProjectSauron」による標的型攻撃を発見したと発表した。これは同社Kaspersky Labの調査分析チーム(GReAT)が、標的型攻撃対策プラットフォーム「Kaspersky Anti-Targeted Attacks Platform」を導入している組織で検知された異常の調査により判明したもの。

ProjectSauronは2011年6月から活動しており、現在も継続中。標的となった組織は、政府、軍、科学研究機関、通信事業者、金融機関など30を超えており、その多くがロシア、イラン、ルワンダに拠点を置いている。標的ごとに異なるツール群を使って攻撃するため、従来の脅威存在痕跡(IOC)ではほとんど発見できないという。

決まった手法を意図的に避け、標的ごとに利用するマルウェアとインフラをカスタマイズし、それらを再利用することはない。攻撃にかけるコスト、複雑さ、執拗さ、そして国の重要機関から機密情報を窃取するという活動から、ProjectSauronは国家が関与または支援するグループであり、攻撃の目的は主にサイバースパイ活動とみられている。なお、感染経路については詳しいことはまだわかっていないとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 廃棄したPC端末が一部データが残存する状態で流通、第三者が取得し発覚

    廃棄したPC端末が一部データが残存する状態で流通、第三者が取得し発覚

  2. 一律期限の限界 事例から考える脆弱性対応の優先順位

    一律期限の限界 事例から考える脆弱性対応の優先順位

  3. サッポロホールディングスの海外2社に不正アクセス

    サッポロホールディングスの海外2社に不正アクセス

  4. アクサ生命の元営業社員(故人)が金銭詐取の可能性、偽造保険証券を顧客に手渡す

    アクサ生命の元営業社員(故人)が金銭詐取の可能性、偽造保険証券を顧客に手渡す

  5. 「村瀬鞄行 オンラインショップ」に不正アクセス、個人情報の一部流出を懸念

    「村瀬鞄行 オンラインショップ」に不正アクセス、個人情報の一部流出を懸念

ランキングをもっと見る
PageTop