暗号処理にかかるエネルギーを50%以上削減、IoT機器の次世代ネットワークの安全性向上に期待(東北大学、NEC) | ScanNetSecurity
2026.07.12(日)

暗号処理にかかるエネルギーを50%以上削減、IoT機器の次世代ネットワークの安全性向上に期待(東北大学、NEC)

 東北大学は22日、日本電気との共同研究グループが、世界最高効率のAES暗号処理の開発に成功したことを発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
数表現変換による新しい暗号演算圧縮技術のイメージ。新方式では数表現変換により計算を簡単にすることで、暗号処理に関わる消費エネルギーを大幅に削減させている(画像はプレスリリースより)
数表現変換による新しい暗号演算圧縮技術のイメージ。新方式では数表現変換により計算を簡単にすることで、暗号処理に関わる消費エネルギーを大幅に削減させている(画像はプレスリリースより) 全 1 枚 拡大写真
 東北大学は22日、日本電気との共同研究グループが、世界最高効率のAES暗号処理の開発に成功したことを発表した。

 暗号処理にかかるエネルギーを従来より50%以上削減しており、IoT機器などの次世代ネットワークの安全性向上などが期待されるものとなっている。

 AES(Advanced Encryption Standard)はデータ暗号化形式のひとつで、安全性の高さから無線LANなどでも広く採用されている。しかし、安全性の高さは複雑な計算によるため、省電力で動作するIoT機器などでは、負荷が大きくなってしまう問題があった。

 今回発表された手法では、ガロア体と呼ばれる数体系に基づく演算を圧縮する新手法で計算を融合・簡単にすることで、従来比で50%以上の消費エネルギー削減を実現している。これによりIoT機器などエネルギーの制約がある分野でも、ネットワークの安全性向上などが期待される。

 研究グループは東北大学電気通信研究所の本間尚文教授、同大学院情報科学研究科の青木孝文教授、日本電気株式会社中央研究所の森岡澄夫博士らで構成され、19日に米国で開催された国際暗号学会の国際会議にて発表が行われた。

IoT機器向けの高速省電力暗号処理技術、東北大とNECが開発

《防犯システム取材班/小池明@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. マネーフォワードが利用する「GitHub」への不正アクセス、流出した可能性が判明した個人データの詳細公表

    マネーフォワードが利用する「GitHub」への不正アクセス、流出した可能性が判明した個人データの詳細公表

  2. 東電子会社、ロゴ入り安全帽を紛失 ~「偽社員」による不審な訪問や詐欺に注意呼びかけ

    東電子会社、ロゴ入り安全帽を紛失 ~「偽社員」による不審な訪問や詐欺に注意呼びかけ

  3. 5,016,432 人分の BIGLOBE メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

    5,016,432 人分の BIGLOBE メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、ゼロデイ脆弱性を悪用

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、ゼロデイ脆弱性を悪用

  5. STNet のメールサービスを利用する 397,152 名分のアドレスとパスワードが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

    STNet のメールサービスを利用する 397,152 名分のアドレスとパスワードが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop