「Adobe Flash Player」のゼロデイ脆弱性に対応、すでに標的型攻撃が発生(アドビ)
アドビは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデート(APSB16-36)を公開した。すでに脆弱性を悪用した標的型攻撃が確認されている。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
このアップデートは、「CVE-2016-7855」の脆弱性に対応したもの。この脆弱性が悪用されると、システムを乗っ取られる可能性がある。また、すでに実環境でWindows 8.1および10のユーザを対象に、この脆弱性を悪用した標的型攻撃が確認されているという。なお、アドビでは本アップデートの優先度を3段階で最も高い「1」としてアナウンスしている(Linux版は「3」)。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》