アイ・オー・データ製のネットワークカメラに脆弱性、乗っ取りの可能性も（JVN）

IPAおよびJPCERT/CCは、アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品に、情報漏えいの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威セキュリティホール・脆弱性

2016.11.14 Mon 8:00

独立行政法人情報処理推進機構（IPA）および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター（JPCERT/CC）は11月11日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品に、情報漏えいの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes（JVN）」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは4.3。

「TS-WRLP ファームウェアバージョン 1.00.01 およびそれ以前」「TS-WRLA ファームウェアバージョン 1.00.01 およびそれ以前」には、情報漏えいの脆弱性（CVE-2016-7814）が存在する。この脆弱性により、当該製品にアクセス可能な第三者によって、当該製品の認証情報などを取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤亨史（ Kouji Yoshizawa ）》