Apache Brooklynに、ブラウザ上でスクリプトを実行されるなどの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Apache Brooklynが提供するアプリケーションのモデリングやモニタリング、管理のためのソフトウェア「Apache Brooklyn」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Apache Brooklyn 0.9.0 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(XSS:CVE-2017-3165)およびクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF:CVE-2016-8737)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行されたり(XSS)、Apache Brooklyn サーバにログインしているユーザが、細工されたページを閲覧した場合、ユーザの権限で意図しない操作をさせられる(CSRF)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにApache Brooklyn 0.10.0 およびそれ以降にアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》