IoT と AI がもたらすパラダイムシフト「PDCA」から「CAPD」へ ~ 電機大 安田学長 | ScanNetSecurity
2026.07.26(日)

IoT と AI がもたらすパラダイムシフト「PDCA」から「CAPD」へ ~ 電機大 安田学長

「セキュリティフォーラム2017」が2月8日開催された。基調講演は東京電機大学学長安田浩氏による、IoT、AIがとサイバーセキュリティに与える影響と考え方。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
東京電機大学学長でありJSSEC代表理事でもある安田浩氏
東京電機大学学長でありJSSEC代表理事でもある安田浩氏 全 7 枚 拡大写真
日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)が主催した「セキュリティフォーラム2017」が2月8日開催された。基調講演は東京電機大学学長でありJSSEC代表理事でもある安田浩。IoT、AIなど次のパラダイムシフトにつながるテクノロジートレンドが、Webの世界とサイバーセキュリティに与える影響と考え方に関する講演を行った。

安田氏は、初期のWebの技術的特徴は画像同報通信にあるといい、ホームページや掲示板など誰でも情報発信ができる時代をもたらした。これをWeb1.0とするなら、Web2.0は双方向感性通信となり、ブログやSNSによるユーザー参加型の通信、つまりネットの井戸端会議の時代だ。

●Web3.0に求められるもの

現在はIoT、IoEによってすべての物と知識(情報)が接続されるWeb3.0だという。Web3.0では、IoTによって収集されたあらゆる情報を使い、VRやAIによって時間軸をさかのぼった情報にもアクセス可能になる。時間軸を超えるというのは、あらゆるものにつながるIoT/IoEの情報を使えば、そのときに起きた事象を実際の記録データをベースに再現できるということだ。過去の資料から出来事をモデル化して「こうだっただろう」と再現するのではなく、そのとき起こった事実を現場のセンシングデータによって再現できる。

Web3.0の時代には、膨大な情報を収集、管理する基盤、アクセスするための大容量のネットワーク、情報再利用のための巨大アーカイブ、あるいは個人型検索エンジンやプライベートアーカイブといった情報インフラが必要となる。安田氏は、Web3.0のキーとなる概念として世界最先端IT国家創造宣言、超スマート社会(Society 5.0)、インダストリー4.0、IoT/IoE、AAL(Active Assistant Living:積極的自立支援)、DDI(Data Driven Innovation:データ駆動型革新)、CPS(Cyber Physical System)、ビッグデータ/ディープラーニング、AIネットワーク化/自己学習AIの9つを挙げた。

しかし、これらを役立つものにするには「安心・安全環境の構築が必須であり、それを担保するのは透明性と匿名性である。(安田氏)」とし、セキュアな情報基盤の存在を強調した。

どういうことだろうか。

《中尾 真二》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

    Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

  2. 富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

    富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

  3. ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

    ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

  4. 海上ヘリ基地反対協議会に「極めて悪質なサイバー攻撃」 他団体の問合せフォーム悪用で大量自動返信

    海上ヘリ基地反対協議会に「極めて悪質なサイバー攻撃」 他団体の問合せフォーム悪用で大量自動返信

  5. 日本大学の学生・卒業生 9 名のアカウントに不正アクセス、スパムメール送信の踏み台に

    日本大学の学生・卒業生 9 名のアカウントに不正アクセス、スパムメール送信の踏み台に

ランキングをもっと見る
PageTop