アイ・オー・データ製のネットワークカメラにコード実行など複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品に、複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
影響を受ける製品は、「TS-WPTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WPTCAM2 ファームウェア バージョン 1.00」「TS-WLCE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WLC2 ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WRLC ファームウェア バージョン 1.17 およびそれ以前」。
これらの製品には、HTTPヘッダインジェクション(CVE-2017-2111)、OSコマンドインジェクション(CVE-2017-2112)、バッファオーバーフロー(CVE-2017-2113)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、HTTPレスポンス分割攻撃によって当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で偽の情報が表示されたり、リモートから当該製品上で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》