「SOY CMS」に、任意のPHPコードを実行されるなど複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、日本情報化農業研究所が提供するオープンソースのCMSである「SOY CMS」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「SOY CMS Ver.1.8.1 から Ver.1.8.12 まで」には、パラメータ shop_id の処理に起因する、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2017-2163)、「SOY CMS インストーラ付き Ver.1.8.12 およびそれ以前」のインストーラにはクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2017-2164)が存在する。
この脆弱性が悪用されると、当該製品にログインできるユーザにより、サーバ上で任意の PHP コードを実行される、あるいは、細工されたページにアクセスしたユーザが、SOY CMS のインストーラに誘導され、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》