配布終了の航空自衛隊のスクリーンセーバーに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、航空自衛隊が提供するスクリーンセーバーのインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
航空自衛隊が提供する、いくつかのスクリーンセーバーのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2176)が存在する。この脆弱性により、細工されたDLLが何らかの方法で同一ディレクトリに配置されている場合に、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。
JVNでは、同製品の配布はすでに終了しているため、インストーラーを使用しないよう呼びかけている。なお、すでにスクリーンセーバーをインストールしている場合は脆弱性の影響を受けない。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/