「Qua station接続ツール」のインストーラに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、KDDIが提供する「Qua station接続ツール(Windows版)」のインストーラに、任意のDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Qua station接続ツール(Windows版)バージョン 1.00.03」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2289)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》