リモートサポートツール(遠隔サポートツール)に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、NTT東日本およびNTT西日本が提供する「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)の平成29年8月10日以前にWeb上に掲載されていた版すべて」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-10829)が存在する。この脆弱性により、当該インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》