IT資産管理ツール「QND」にファイルの改ざんや取得の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、クオリティソフトが提供するIT資産管理ツール「QND Advance/Standard」に、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「QND Advance/Standardすべてのバージョン」の管理サーバには、エージェントプログラムからの入力処理に問題があり、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2017-10861)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたコマンドを管理サーバが処理することで、管理サーバ上の任意のファイルが改ざんされたり、任意のファイルを取得されたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》