教員のログイン情報でシステムなどに不正アクセス、8万件以上の個人情報が漏えい(大阪大学) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

教員のログイン情報でシステムなどに不正アクセス、8万件以上の個人情報が漏えい(大阪大学)

大阪大学は、不正アクセスによる個人情報漏えいが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 5 枚 拡大写真
大阪大学は12月13日、不正アクセスによる個人情報漏えいが判明したと発表した。発表によると、同大学の教育用計算機システムから、不正アクセスにより同学教職員(本学教職員(12,451件)、同学学生(24,196件)、元教職員(9,435件)、元学生(23,467件)、合計69,549件の利用者情報が漏えいした。また、学内グループウェアに教職員59名のIDを利用して不正ログインされ、当該教職員のメールに含まれる学外関係者(7,972件)および学内関係者(3,586件)の個人情報が漏えいした可能性があるという。

情報漏えいは、同学教員(A)のIDとパスワードが犯人に利用されたことが端緒。犯人は、2017年5月18日から7月4日の間にAのIDを利用して教育用計算機システムに不正ログインし、システム内部に不正プログラムを仕掛け、これにより同システムの管理者IDを盗み出し、利用者情報が漏えいしたとみられる。学内グループウェアでは、犯人は教育用計算機システムから入手した教職員59名のIDを利用して不正ログインし、これらのメールに含まれる個人情報を盗み出した可能性があるという。

同大学では、利用者情報が漏えいしたことから パスワードルールを強固にしたうえで、全ての利用者のパスワード変更を行うとともに 当該システムのセキュリィ対策を実施したとしている。なお、現時点で犯人については言及されていない。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  6. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  7. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る