「Apache Tomcat」に、機微な情報を取得される複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Apache Software Foundationが提供する「Apache Tomcat」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
脆弱性と、その影響を受けるバージョンは次の通り。
特定のURLパターンによるsecurity constraintが適切に設定されない問題
(CVE-2018-1304)
アノテーションによるServletのsecurity constraintが適切に設定されない問題
(CVE-2018-1305)
・Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.4 まで
・Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.27 まで
・Apache Tomcat 8.0.0.RC1 から 8.0.49 まで
・Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.84 まで
これらの脆弱性により、遠隔の第三者によって機微な情報を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
最新版は以下の通り。
・Apache Tomcat 9.0.5
・Apache Tomcat 8.5.28
・Apache Tomcat 8.0.50
・Apache Tomcat 7.0.85
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》