日本企業、サイバーセキュリティにおけるAIの理解が米国より軒並み低い結果に(ウェブルート) | ScanNetSecurity
2025.10.25(土)

日本企業、サイバーセキュリティにおけるAIの理解が米国より軒並み低い結果に(ウェブルート)

ウェブルートは、「日米セキュリティ専門家400名に聞いたAI・機械学習に関する意識・実態調査・日米比較」のインフォグラフィックを公開したと発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
サイバーセキュリティ戦略において、AI・機械学習は重要だと思いますか?
サイバーセキュリティ戦略において、AI・機械学習は重要だと思いますか? 全 5 枚 拡大写真
ウェブルート株式会社は2月26日、「日米セキュリティ専門家400名に聞いたAI・機械学習に関する意識・実態調査・日米比較」のインフォグラフィックを公開したと発表した。これによると、日米ともに、90%以上のサイバーセキュリティ担当者が「AI・機械学習」はサイバーセキュリティ戦略において重要と回答している。(日本:95%、米国93%)。

また、日本では74%、米国では70%が、「今後3年間にAIがなければデジタル資産を保護できない」と答えている。そのため、日本企業の39%と米国企業の35%が、今後3年以内にAIや機械学習を利用したツールの導入予算を25%以上増加すると回答している。ただし、現状でのサイバーセキュリティのAI活用率は、日本は60%、米国は88%と大きく差が開いている。

AIを採用することで期待できるサイバーセキュリティ向上ポイントについては、日米ともに「脅威の見逃し回避」「攻撃による損害管理/抑制」「誤検知低減」などが挙がった。しかし、日本はいずれの期待値でも米国より大幅に下回る結果となった。同社では、全体として日本企業はAIベースのサイバーセキュリティ対策への理解やサイバー攻撃に対する意識が低く、米国企業と大きな差があり、2020年の東京オリンピックで予想されるサイバー攻撃の被害の拡大を懸念している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  3. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  4. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

  5. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

ランキングをもっと見る
PageTop