パスワードや指紋を共有、恋人同士のデジタルプライバシー事情 ~ グローバルアンケート調査から(カスペルスキー)
カスペルスキーは、Kaspersky Labとグローバル調査会社のTolunaによる「パートナーとの関係性とデジタルプライバシーに関するグローバル調査」のレポートを発表した。
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調査結果によると、全体の80%(日本は73%)が「カップルのそれぞれが自分のプライベート空間をオンラインでもオフラインでも持つべきだ」と答えている一方で、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だ」との回答も70%(日本は56%)にのぼった。
全体の半数(日本は17%)は、デバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードをパートナーに教えており、25%(日本は16%)は「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」と回答している。全体では恋人やパートナーとは、デバイスやオンラインの境界線があいまいになってきており、日本では海外よりも境界線がはっきりしていることがわかる。
境界線があいまいになることで、全体の33%が「相手が共有したくないと思うものを見た」ために口論になった経験があり、オンライン上の行動に関わるプライバシーや秘密が、パートナーとの喧嘩の発端になる場合もある。また、31%が「オンラインでパートナーの動向を追うことがよくある」と認めている。
さらに、「パートナーとの関係が上手くいってない人」では、オンラインでパートナーの行動をチェックする人の割合は40%に上昇した。「自身のオンラインでのプライバシーが危険にさらされている」と感じる人の割合も、パートナーとの関係が上手くいってない人では31%であったのに対し、関係が良好な人では15%にとどまっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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