サイバー演習シナリオや演習環境を自動生成する「CYDERANGE」を開発(NICT)
NICTナショナルサイバートレーニングセンターは、より効率的で低コストなサイバー演習を実現するサイバー演習自動化システム「CYDERANGE」を開発したと発表した。
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業界動向
CYDERANGEは、フライトシミュレーター等でも用いられる次世代の演習データ記録方式の世界規格「Experience API」に準拠し、演習環境における受講者のあらゆる操作情報を記録し、分析することで、演習の質の向上を可能とした。また、受講者のプロファイル(スキルレベルや業務領域等)に合わせて、最新事例を踏まえたサイバー演習シナリオを自動的に生成できるほか、生成されたシナリオの舞台となる演習環境を自動的に構築できる。
NICTでは、平成30年度からCYDER事業においてCYDERANGEの本格運用を開始し、金融、交通インフラ、医療といった分野ごとに、きめ細かく最適化されたサイバー演習環境等を、迅速かつ低コストに開発・運用する予定だという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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