Windowsアプリなど複数の製品に、DLL読み込み起因の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、複数の製品に、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
・Visual C++ 再頒布可能パッケージのインストーラ(CVE-2018-0599)
・Microsoft Windows 付属の IExpress を使用して作成された自己解凍書庫ファイル(CVE-2018-0598)
・Microsoft OneDrive(CVE-2018-0592)
・Microsoft OneDrive のインストーラ(CVE-2018-0593)
・Skype for Windows(CVE-2018-0594)
・Skype for Windows のインストーラ(CVE-2018-0595)
・Visual Studio Community のインストーラ(CVE-2018-0596)
・Visual Studio Code のインストーラ(CVE-2018-0597)
これらの製品には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、脆弱性の影響を回避するためのワークアラウンドを紹介している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》