法人向けマニュアル作成サービス「Teachme Biz」に不正アクセス、作成データの一部に流出可能性(スタディスト) | ScanNetSecurity
2024.04.16(火)

法人向けマニュアル作成サービス「Teachme Biz」に不正アクセス、作成データの一部に流出可能性(スタディスト)

株式会社スタディストは6月26日、同社サーバーへの不正アクセスによりデータの一部が外部に流出した可能性のあることが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 5 枚 拡大写真
株式会社スタディストは6月26日、同社サーバーへの不正アクセスによりデータの一部が外部に流出した可能性のあることが判明したと発表した。

これは6月21日19時37分にサーバーダウンによりサービスが停止したため、原因調査と復旧作業を開始したところ、翌22日に6月21日の18時19分と19時27分の不正アクセスの形跡を確認した。同日中に外部からのアクセスを制限し更に調査を継続したところ25日17時に一部データ流出の可能性が発覚したという。

流出の可能性があるのは2017年11月5日までに利用を開始し現在も利用中のユーザー(最大1,071社)が「Teachme Biz」で作成したマニュアルの動画・静止画に対する補足文章の一部。

表示用氏名、メールアドレス等の情報や「Teachme Biz」のログインIDとパスワード、マニュアルを構成するメインコンテンツ(動画、静止画)は流出しておらず、また6月26日午後1時現在、流出した情報の第三者による不正使用の事実は確認されていないとのこと。

同社では対策として、サーバーに不正なファイルが埋め込まれた可能性を考慮し、サーバーを新設し運用環境を再構築、またサーバーへの認証キーを作成し直し、従来の認証キーを無効としたとのこと。

また通信に関するセキュリティルールを以前より厳格に設定、不正アクセスの可能性を低減し、ネットワーク監視も強化、不正や異常を検知しやすくしたという。

なお、不正アクセスの原因については現在調査中。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

    マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

  3. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  6. 警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

    警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

  7. 委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

    委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

  8. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  9. チラシ記載の QR コードを誤って管理者用 URL から作成、申込者の個人情報が閲覧可能に

    チラシ記載の QR コードを誤って管理者用 URL から作成、申込者の個人情報が閲覧可能に

  10. マイクロソフトが 4 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 1 件

    マイクロソフトが 4 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 1 件

ランキングをもっと見る