セシールオンラインショップへの不正アクセス、二重登録防止機能を悪用しリストをスクリーニング(ディノス・セシール) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

セシールオンラインショップへの不正アクセス、二重登録防止機能を悪用しリストをスクリーニング(ディノス・セシール)

株式会社ディノス・セシールは6月8日、6月6日に発表した同社が運営する通販サイト「セシールオンラインショップ」への「なりすまし」による不正アクセスについて外部機関の調査結果を公表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
株式会社ディノス・セシールは6月8日、6月6日に発表した同社が運営する通販サイト「セシールオンラインショップ」への「なりすまし」による不正アクセスについて外部機関の調査結果を公表した。

これは6月2日に、同サイトに対して複数の中国のIPアドレスから1,938件のメールアドレス・パスワードを使用した不正ログインが試行され、うち490名分の顧客情報が第三者に閲覧された可能性がある件について、外部機関に依頼した調査結果を公表したもの。

本件では、不正アクセス全件1,938件のメールアドレスが登録中のIDと一致していたが、これは同社からメールアドレスが流出したのではなく、同サイトの新規顧客登録申請時の二重登録防止機能を悪用したリストの「スクリーニング」であったことが判明したとのこと。

手順としては、外部で不正に入手したリストのメールアドレスを用いて、同サイトにて新規顧客登録
申請を行い、登録済みアドレスでは二重に登録ができない機能を悪用し、登録済みのメールアドレスであることが確認できたメールアドレスでリストを生成し、外部で不正に入手したパスワードにより不正ログインを試行したと推測されるとのこと。

同サイトでは、6月2日午前0 時頃から165,038件と通常以上の新規顧客登録申請があり、うち3,533 件については既に登録済みであったため新規顧客登録は出来ず、不正アクセスを受けた1,938件全てが上記3,533件に含まれていたという。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  3. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  4. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  5. マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

    マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

  6. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  7. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  8. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  9. 委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

    委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

  10. 警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

    警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

ランキングをもっと見る