遠隔監視制御システム「コルソス」に複数の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.11(土)

遠隔監視制御システム「コルソス」に複数の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、NECプラットフォームズが提供する遠隔監視制御システム「コルソス CSDX および CSDJ シリーズ製品」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月2日、NECプラットフォームズ株式会社が提供する遠隔監視制御システム「コルソス CSDX および CSDJ シリーズ製品」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.8。製品利用者への周知を目的に開発者が報告した。

影響を受けるシステムは次の通り。

・CSDX 1.37210411 およびそれ以前
・CSDX(P) 4.37210411 およびそれ以前
・CSDX(D) 3.37210411 およびそれ以前
・CSDX(S) 2.37210411 およびそれ以前
・CSDJ-B 01.03.00 およびそれ以前
・CSDJ-H 01.03.00 およびそれ以前
・CSDJ-D 01.03.00 およびそれ以前
・CSDJ-A 03.00.00

これらのシステムには、アクセス制限不備(CVE-2018-0613)およびクロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0614)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザ権限でログインしたユーザによって、任意の管理者権限操作が実行されたり(CVE-2018-0613)、当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2018-0614)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

    古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

  2. 銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

    銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

  3. 自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

    自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

  4. 「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

    「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

  5. 日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

    日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

ランキングをもっと見る
PageTop