アジアは依然攻撃対象の中心 -- APTレポート(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2025.10.03(金)

アジアは依然攻撃対象の中心 -- APTレポート(カスペルスキー)

カスペルスキーは、Kaspersky Labのグローバル調査分析チーム(GReAT)による「APTレポート: 2018年第2四半期」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社カスペルスキーは7月11日、Kaspersky Labのグローバル調査分析チーム(GReAT)による「APTレポート: 2018年第2四半期」を発表した。レポートによると、新しいツール、手法や攻撃を仕掛けているグループが明らかになったが、数年間活動していなかったグループの攻撃も確認された。

アジアを攻撃対象の中心とする傾向は変わらず、韓国語話者が関与しているとみられるLazarusやScarCruftの動きが活発であった。Lazarus/BlueNoroffは、より大規模なサイバースパイ活動の一環として、トルコの金融機関や中南米のカジノを標的としていることを示す兆候が見られた。ScarCruftは、Android用マルウェアを利用し、リサーチャーがPOORWEBと命名した新種のバックドアで攻撃を仕掛けるという、非常に高度な攻撃を確認した。また、ロシア語話者によるとみられるTurlaが中央アジアおよび中東を標的とする際に使用した、LightNeuronマルウェアを発見している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop