日医標準レセプトソフトに複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、日本医師会ORCA管理機構が提供するWordPress用プラグイン「日医標準レセプトソフト」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
CVE-2018-0643(OS コマンドインジェクション)
・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト4.8.0(panda-server) 1:1.4.9+p41-u4jma1 およびそれ以前
CVE-2018-0644(バッファオーバーフロー)
・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト4.8.0(panda-client2) 1:1.4.9+p41-u4jma1 およびそれ以前
・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト5.0.0(panda-client2) 1:2.0.0+p48-u4jma1 およびそれ以前
・Ubuntu16.04 日医標準レセプトソフト5.0.0(panda-client2) 1:2.0.0+p48-u5jma1 およびそれ以前
これらの脆弱性が悪用されると、当該製品が接続しているネットワークにアクセス可能な第三者によって、当該製品上で任意のコマンドが実行される(CVE-2018-0643)。あるいは当該製品にログインした状態のユーザに細工されたファイルを読み込ませることで、サービス運用妨害(DoS)状態となる(CVE-2018-0644)といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》