BIND 9.xに、DoS攻撃を受ける脆弱性(JPRS、JVN)
JPRSは、「BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2018-5740)」の注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
同脆弱性は、BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのDoS攻撃が可能となるもの。なお、本脆弱性は設定ファイル(通常はnamed.conf)において、deny-answer-aliases機能を有効にしている場合にのみ該当する(デフォルトでは無効)。なお、同脆弱性の影響を受けるバージョンは次の通り。
・9.12系列:9.12.0~9.12.2
・9.11系列:9.11.0~9.11.4
・9.10系列:9.10.0~9.10.8
・9.9系列:9.9.0~9.9.13
・上記以外の系列:9.7.0~9.8.8、9.13.0~9.13.2
ISCでは、同脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.12.2-P1/9.11.4-P1/9.10.8-P1/9.9.13-P1)を公開している。JPRSでは、これらへの更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされる更新を適用するよう呼びかけている。
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