威力を増すマイニングマルウェア4割以上が被害、前下期2倍(チェック・ポイント)
チェック・ポイントは、「サイバー攻撃トレンド2018年上半期レポート」を発表した。
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レポートでは、2017年下半期の主なマルウェア・トレンドとして「マイニングマルウェアが進化」「攻撃者がクラウドに進出」「マルチプラットフォーム対応の攻撃が増加」「モバイルマルウェアがサプライチェーン経由で拡散」を挙げている。2018年の上半期にマイニング・マルウェアの被害を受けた組織は全体の42%で、2017年下半期の20.5%から倍増している。
2018年上半期に悪用されたマルウェアの上位3種は、「Coinhive(30%)」「Cryptoloot(23%)」「JSEcoin(17%)」と、すべてマイニングマルウェアが占めた。ランサムウェアでは「Locky(40%)」と「WannaCry(35%)」がほとんどを占め、モバイルマルウェアは「Triada(51%)」が大半を占めた。バンキングマルウェアは「Ramnit(29%)」「Dorkbot(22%)」「Zeus(14%)」がトップ3となっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》