サポート終了の「Baidu Browser」に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Baidu, Inc.が提供するWebブラウザ「Baidu Browser」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Baidu Browser Version 43.23.1000.500 およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスが原因で、同一ディレクトリに存在する特定のDLLファイルを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0692)が存在する。この脆弱性が悪用されると、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、Baidu Browserの開発およびサポートはすでに終了しているため、Baidu Browserのインストーラを使用しないよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》