船舶エンジンの監視および制御ユニットに複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、船舶のエンジンの監視および制御を行う「Auto-Maskin RP リモートパネル」および「DCU コントロールユニット」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Auto-Maskin RP リモートパネル」および「DCU コントロールユニット」には、認証情報がハードコードされている問題(CVE-2018-5399)、接続元の妥当性検証の不備(CVE-2018-5400)、機微な情報がクリアテキストで送信される問題(CVE-2018-5401、CVE-2018-5402)が存在する。この脆弱性が悪用されると、機器の構成や設定情報、センサーの動作状況などの情報を取得される可能性がある。また、任意のModbus(制御)情報を送信される可能性がある。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》