定期購入の説明不十分なページに警告表示、「Chrome 71」から導入(Google) | ScanNetSecurity
2025.12.25(木)

定期購入の説明不十分なページに警告表示、「Chrome 71」から導入(Google)

Googleは、「定期購入ページの説明が不十分な場合は警告が表示されるようになります」と題したブログを、ウェブマスター向け公式ブログで公開した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
表示される警告画面
表示される警告画面 全 1 枚 拡大写真
Googleは11月12日、「定期購入ページの説明が不十分な場合は警告が表示されるようになります」と題したブログを、ウェブマスター向け公式ブログで公開した。これは、モバイル向け定期購入ページの説明が不十分であるために、月末の請求書を見て驚くChromeユーザが増えていることを受けたもの。

説明の不十分な定期購入ページとは、例えばオンラインゲームをプレイする際などに「携帯電話番号を入力」し、「続ける」を押すといった指示があり、その通りにすると高額な請求が発生するというもの。その場では料金が発生するなどの記載がないため、ユーザは請求書を見て初めて知ることになる。

そこでGoogleでは、Chrome 71(2018年12月公開)以降、Chromeユーザが説明の不十分な定期購入ページを開こうとした場合に、警告を表示する。警告が表示された場合は、定期購入ページに進むかどうかをユーザが明示的に選択することになり、料金が発生することに気付いていなかった場合は、前のページに戻ることができる。

Googleでは、「モバイルでの料金請求のベスト プラクティス」を新たにまとめ、これに準拠していないサイトは警告画面を表示するとともに、ウェブマスターに通知する。Googleではチェックポイントとして、「料金に関する情報がユーザに明示されているか」「ユーザが利用規約に同意する前に、料金を簡単に把握できるか」「簡単に理解できる料金体系になっているか」を挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  3. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  4. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

  5. 駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

    駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

ランキングをもっと見る
PageTop