日本がフェイクニュース大国に? - 書評「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」 | ScanNetSecurity
2024.02.21(水)

日本がフェイクニュース大国に? - 書評「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」

同書は、日本ではまだ充分な理解がされていないフェイクニュースを、国家の新しい軍事力行使形態「ハイブリッド戦」をキーワードにして、後半に調査分析し深く読み解いています。

調査・レポート・白書・ガイドライン ブックレビュー
「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」書影
「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」書影 全 1 枚 拡大写真
 本誌に「工藤伸治のセキュリティ事件簿」シリーズを連載し、サイバー犯罪を題材としたミステリ作家として知られる一田 和樹 氏の新しい著作「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」が 11 月に角川新書から上梓されました。

 同書は、日本ではまだ充分な理解がされていないフェイクニュースを、国家の新しい軍事力行使形態「ハイブリッド戦」をキーワードにして広範に調査分析し、深く読み解いています。

 今回、フェイクニュースに関する調査や執筆、情報発信活動で知られる耳塚 佳代 氏に「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」のブックレビューを寄稿いただきました。
--

 「フェイクニュース」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか? 災害時に広がるデマ、「病気が治る食品」と謳う偽サイト、アクセス稼ぎ目的の扇情的な記事--。

 フェイクニュースという言葉は、さまざまな意味で使われるようになった。広く捉えれば、冒頭に挙げたものも確かに一例と言えるかもしれないが、それはごく限られた見方である。フェイクニュースを理解し、有効な対策を考えるには、まず新しい戦争の形である「ハイブリッド戦」を理解する必要がある、というのが本書の大きなテーマだ。
  1. 1
  2. 2
  3. 続きを読む

《耳塚 佳代》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「セキュリティ技術者の“思考”を覗く」~ SHIFT SECURITY、17種類のサイバー攻撃の解説と対策資料公開

    「セキュリティ技術者の“思考”を覗く」~ SHIFT SECURITY、17種類のサイバー攻撃の解説と対策資料公開PR

  2. スパム電子メールを作成するPegasusトロイの木馬

    スパム電子メールを作成するPegasusトロイの木馬

  3. 勤務時間外の上司のメールは懲役 ~ 豪 つながらない権利法案 性急な法制化

    勤務時間外の上司のメールは懲役 ~ 豪 つながらない権利法案 性急な法制化

  4. セキュリティ強化費用で利益大幅減、エムケイシステムへのランサムウェア攻撃

    セキュリティ強化費用で利益大幅減、エムケイシステムへのランサムウェア攻撃

  5. 中小企業で数千万円単位の被害も、JNSA「インシデント損害額調査レポート 第2版」公開

    中小企業で数千万円単位の被害も、JNSA「インシデント損害額調査レポート 第2版」公開

  6. 住友重機械工業のサーバに不正アクセス、「なりすましメール」への注意喚起も発表

    住友重機械工業のサーバに不正アクセス、「なりすましメール」への注意喚起も発表

  7. 求職サイト「ホワイトメーカーズ」が改ざん被害、個人情報が外部流出した可能性否定できず

    求職サイト「ホワイトメーカーズ」が改ざん被害、個人情報が外部流出した可能性否定できず

  8. ISC BIND に複数の脆弱性、バージョンアップを強く推奨

    ISC BIND に複数の脆弱性、バージョンアップを強く推奨

  9. 臨床検査事業を行うアイルにランサムウェア攻撃、検体検査の遅延が発生

    臨床検査事業を行うアイルにランサムウェア攻撃、検体検査の遅延が発生

  10. ほくやく・竹山ホールディングスにランサムウェア攻撃、コールセンターとメールシステムは制限付きで稼働

    ほくやく・竹山ホールディングスにランサムウェア攻撃、コールセンターとメールシステムは制限付きで稼働

ランキングをもっと見る