PolicyKit において UID 値のオーバーフローにより任意の systemctl コマンドが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.07.03(金)

PolicyKit において UID 値のオーバーフローにより任意の systemctl コマンドが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Linux/Unix 系の OS の制御に用いられているソフトウェアである PolicyKit に、権限昇格につながる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
Polkit
Polkit 全 1 枚 拡大写真
◆概要

Linux/Unix 系の OS の制御に用いられているソフトウェアである PolicyKit に、権限昇格につながる脆弱性が報告されています。攻撃者に脆弱性を悪用されてしまった場合、管理者権限を取得されてしまう可能性があります。

◆分析者コメント

ユーザを追加するにはそもそも管理者権限が必要となるため、脆弱性を悪用するには、オーバーフローを引き起こすほどに大きな UID を持つユーザアカウントが、あらかじめ対象サーバに存在する必要がありますが、あまり現実的な状況であるとは言えません。管理者権限を掌握した後にバックドア用のアカウントを残す手法という意味では興味深い脆弱性ではありますが、UID の大きさが不自然であるため、現実に悪用される可能性は低いと考えられます。可能であれば対策することを推奨します。

◆深刻度(CVSS)

[CVSS v3]
7.0
https://access.redhat.com/security/cve/cve-2018-19788

◆影響を受けるソフトウェア

PolicyKit のバージョン 0.115 以前が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

◆解説

Linux/Unix 系 OS において、システムの権限を制御するためのソフトウェアである PolicyKit において、値検証不備に起因する権限昇格につながる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

    日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

  2. サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

    サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

  3. 市の男性職員(40代)が住民記録システムを操作して元親族の個人情報を閲覧し懲戒処分に

    市の男性職員(40代)が住民記録システムを操作して元親族の個人情報を閲覧し懲戒処分に

  4. セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

    セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

  5. 現代仏壇に不正アクセス、親会社である株式会社はせがわが保有する個人情報には影響無し

    現代仏壇に不正アクセス、親会社である株式会社はせがわが保有する個人情報には影響無し

ランキングをもっと見る
PageTop