モバイルデバイスを狙う脅威が急増--2018年下半期レポート(マカフィー)
マカフィーは、2018年下半期の脅威レポート「McAfee Labs モバイル脅威レポート:2018年下半期」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
レポートでは、2018年は「モバイルマルウェア」の年、2019年は「あらゆる場所にマルウェア」の年となると予測している。サイバー犯罪者は収入を最大化する方法を探しており、市場の変化に対応して戦術をシフトしている。たとえば、仮想通貨の価値が下がれば、犯罪者たちは仮想通貨のマイニングから離れていく。悪意あるアプリを見つけて削除するようになったアプリストアも同様だ。
スマートフォンは家庭内の複数のデバイスに接続し制御できるため、サイバー犯罪者はユーザを騙して侵入する新しい方法を模索している。2018年には、2倍以上のモバイルバックドアをリードするファミリーとなった「TimpDoor」の影響が大きく見られた。また、モバイルデバイス上のトロイの木馬は世界的に急増しており、主にモバイルバンキングを狙っている。モバイルデバイスを狙うマイニングやスパイウェアの増加もみられた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
教員MLのつもりが学生MLへ、就職支援に係るメールを誤送信
-
ファイル誤添付メール送信で戒告の懲戒処分
-
尼崎市職員の公用スマホ紛失、虚偽報告が判明し懲戒処分に
-
不正アクセスで決済サービス停止中のメタップスペイメント、1月31日より順次再開
-
三春情報センターがEmotet感染、300件程度のアドレス帳データが流出した可能性
-
給油所でシステム障害発生 8時間給油停止に
-
東京機械製作所の連結子会社にランサムウェア攻撃、「LOCKBIT2.0」の表示
-
国内発が多数を占め増え続けるSMSフィッシング、携帯キャリアの対策は? ~ JPAAWG 5th General Meetingレポート-3
-
チューリッヒ「スーパー自動車保険」加入者の情報が漏えい、外部委託業者が不正アクセス被害
-
「Apex Legends」高ランク帯のマッチ向けにDDoS攻撃からの保護機能を実装