アプリフレームワーク「ナブラーク」に複数の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.10(金)

アプリフレームワーク「ナブラーク」に複数の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、TISが提供するアプリケーションフレームワーク「ナブラーク」に、複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月27日、TIS株式会社が提供するアプリケーションフレームワーク「ナブラーク」に、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.2。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。

「ナブラーク 5系(5、および 5u1 から 5u13 まで)」には、汎用データフォーマット機能におけるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性(CVE-2019-5918)、およびHIDDENストア機能における暗号化不備(CVE-2019-5919)の脆弱性が存在する。

これらの脆弱性により、XXE攻撃を受けた結果、情報漏えいやシステム停止が起こる(CVE-2019-5918)、あるいはHIDDENストア内の情報を取得され、不正な値が登録されたり、値が改ざんされたりする(CVE-2019-5919)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

    銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

  2. 「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

    「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

  3. 古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

    古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

  4. 自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

    自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

  5. 日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

    日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

ランキングをもっと見る
PageTop