複数のCisco製品に脆弱性、対応を呼びかけ(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Ciscoトラストアンカーモジュール(TAm)およびCisco IOS XE Web UIに脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Ciscoのトラストアンカーモジュール(TAm)には、内部のField Programmable Gate Array(FPGA)に使われるビットストリームを細工され、改ざん検知機能を迂回される問題(CVE-2019-1649)が存在する。また、CiscoのIOS XE Web UIには、ユーザ入力の無害化が不十分であり、結果として遠隔から当該機器にログイン可能なユーザによって、root権限でコマンドを実行される可能性(CVE-2019-1862)がある。
CVE-2019-1649については、開発者によると本脆弱性への対策を講じたソフトウェアを開発中であり、対策済みソフトウェアがリリースされ次第、アップデートを行うよう呼びかけている。また、CVE-2019-1862については最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》