Wikiシステム「GROWI」に複数の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.10(金)

Wikiシステム「GROWI」に複数の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、WESEEKが提供するオープンソースのWikiベースとしたコミュニケーションツール「GROWI」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月7日、株式会社WESEEKが提供するオープンソースのWikiベースとしたコミュニケーションツール「GROWI」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは4.7。株式会社ディーカレットのセキュリティグループが報告を行った。

「GROWI v3.4.6 およびそれ以前」には、「ユーザーの基本情報」の更新処理におけるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2019-5968)、およびログイン時の処理におけるオープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2019-5969)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、意図しない操作をさせられたり(CVE-2019-5968)、任意のWebサイトにリダイレクトされる(CVE-2019-5969)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

  2. メール添付による情報交換を全社的に見直し ~ 藤倉コンポジットのメールサーバに不正アクセス

    メール添付による情報交換を全社的に見直し ~ 藤倉コンポジットのメールサーバに不正アクセス

  3. アサヒグループホールディングスにランサムウェア攻撃、情報漏えいの可能性を示す痕跡を確認

    アサヒグループホールディングスにランサムウェア攻撃、情報漏えいの可能性を示す痕跡を確認

  4. 「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

    「職員はダブルチェックが漏えい防止のための重要なプロセスであることの認識が低く怠った」東京労働局でのメール誤送信

  5. 日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

    日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

ランキングをもっと見る
PageTop